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データ分析Basic

内生性(エンドジェニティ)の罠:MMMが因果関係を間違えるとき

「テレビCMの効果が異常に高い」「検索広告のROIが過大評価されている」——その分析結果、内生性の罠にはまっているかもしれません。MMMで発生する3つの内生性パターンと、実務で使える対処法を体系的に解説します。

MMM Lab 編集部2026/3/111分で読める5

はじめに:その分析結果、本当に正しいですか?

MMMを実行した結果、以下のような「おかしな結果」が出たことはありませんか?

  • テレビCMのROIが異常に高く出る(実感と合わない)
  • 検索広告の効果が他チャネルより圧倒的に高い
  • 特定のチャネルを減らすとモデル上は売上が大幅に下がるが、実際に減らしても影響がなかった

これらの「おかしな結果」の多くは、内生性(エンドジェニティ) が原因です。内生性を理解し、適切に対処することは、MMMの結果を実務で信頼して使うために不可欠です。


内生性とは何か?簡単な例で理解する

アイスクリームと溺死事故のパラドックス

有名な統計学のパラドックスがあります。

「アイスクリームの売上が増えると、溺死事故が増える」

この相関は本物ですが、アイスクリームが溺死の原因ではありません。真の原因は「気温の上昇」という共通の要因(交絡因子)です。気温が上がるとアイスクリームも売れるし、水遊びも増えるのです。

MMMにおける内生性

MMMでも同様の問題が起きます。内生性とは、説明変数(広告費)と誤差項(モデルが説明できない要因)が相関している状態を指します。通常の回帰分析は「説明変数は誤差項と独立」という前提に基づいていますが、この前提が崩れると、推定される効果が偏り(バイアス)を持ちます。


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