はじめに:1 + 1 > 2 を証明する
マーケティングの現場では「テレビCMとデジタル広告を組み合わせると効果が高まる」という経験則がよく語られます。しかし、その相乗効果(シナジー)を定量的に証明できている企業はほとんどありません。
MMMを使えば、チャネル間のシナジー効果をデータに基づいて定量化し、「なぜマルチチャネル戦略が有効なのか」を経営層に説明できます。
本記事では、シナジー効果のモデリング手法を数式・コード・ビジネス視点の3つの角度から解説します。
シナジー効果の定義
シナジー効果とは、2つ以上のチャネルを同時に使用した場合の効果が、各チャネルの個別効果の合計よりも大きくなる現象を指します。
シナジーがない場合(加法的):
Effect(TV + Digital) = Effect(TV) + Effect(Digital)
シナジーがある場合(超加法的):
Effect(TV + Digital) > Effect(TV) + Effect(Digital)
シナジーの大きさ:
Synergy = Effect(TV + Digital) - Effect(TV) - Effect(Digital)